怒りは二次感情
葬儀 と 葬式 の 違い怒りというのは、不当な扱いや理不尽な言動にさらされた時、人が感じる自然な感情です。心理学の世界では、怒りは第二感情であると言われています。第二感情とは、二番目に出てくる感情のこと。怒って当然と思える出来事に対し、実は怒りよりも先に生じている感情があるということです。ということは、直前に生じた感情が第一感情になりますが、ほとんどの場合それは怒りの裏に隠れて自覚されません。 一体どんな感情なのでしょうか。それは大抵、悲しさ、寂しさ、恥ずかしさ、不安、困惑、恐れ…そういうネガティブな種類のものといえるでしょう。例えば、部下に頼んでおいた仕事が期限になっても提出されない。こんな時「業務の期限は守るべきだ!」と怒るのも無理はありません。また、子どもの帰宅が遅いことにイライラし、帰って来た子の顔を見るなり「何時だと思っているの!」「一体どこに行っていたの?
怒り は 二 次 感情報は
じっとしているのが苦手、集中が続かない、衝動的に行動してしまう…ADHDと診断されていなくても、このような特性をかかえることで「生きにくさ」を感じている人は多くいます。今回は、臨床心理士による著作「 ADHD脳で困っている私がしあわせになる方法」から、「ツライ」を「楽」に変えるヒントをお送りします。 怒りは二次的な感情。怒ることで隠した本心は何? ADHDだからといって怒りっぽいわけではありません。 それどころか、 ずっと怒られてきたせいで、他人の怒りの感情に敏感です。 怒りの感情を避けていたいと思っている人が多いにもかかわらず、 なぜ怒りの感情を噴出させてしまうのでしょう。 「怒りは二次感情である」 と言ったのは、 アドラー心理学で有名な精神科医アルフレッド ・ アドラーです。 ごくごく簡単に説明すると、 私たちの心の中に不安、 恐怖、 嫉妬、 寂しさ、 自己嫌悪、 無力感など (一次感情) が芽生えたときに、 それを隠すようにして表面化するのが怒りだ、という意味です。 どうでしょう? 最近あなたが怒ったとき、 その直前にどんな感情がありましたか? 「怒り」は絶対悪ではない?自身の感情と正しく向き合う方法/選手が伸び伸びとプレーできる環境作り | COACH UNITED(コーチ・ユナイテッド). そこに目を向けることが怒りのコントロール方法の大前提になります。 怒ることによって、 私たちはいったい何を得ようとしているのでしょう。 そして怒りで、 それは手に入りますか? この章でじっくり考えていきましょう。 怒りの背景①余裕がなくていっぱいいっぱい ADHDタイプさんがカーッとなってしまうシーンでありがちなのは「メモリー不足」 のときです。 いくつものタスクを同時にかかえるのがニガテなうえに、 「あれもしなくちゃ」 「でもこっちが先」 とやることがふえているときが危険です。 そんなときに職場の後輩に 「書類のチェックまだですか?」 と言われたり、 夫に 「え? まだ夕飯できてないの?」 と言われたりすると、 思わず 「うるさい!」 という感情がわき上がってしまいます。 相手はなんでいきなり怒られたのかわからないので、 お互いにケンカ腰になることも。 振り返ってみてください。 自分でも 「あんなに怒らなくてもよかった」 と後悔するような場面は、 だいたいメモリー不足になっていたときではないですか? やることに追われているとき、疲れているとき、 感情は爆発しがちです。 それでもPART3にある「時間管理」を学ぶことで余裕が生まれ、 怒りがわくことが少なくなったというADHDタイプさんが多いのです。 まずは自分の中に余裕をつくりましょう。 << 前へ >> 次へ (6/3 20:30更新) 中島美鈴・著 meppelstatt・イラスト 主婦の友社・刊 ADHDの特性を持つことで 「生きにくさ」を感じて 苦しむ大人の女性はたくさんいます。 自らADHD脳という 臨床心理士の中島美鈴先生からの 超驚きの具体的な解決法とエールが満載です。 ADHD脳で困っている私がしあわせになる方法 中島美鈴・著 主婦の友社・刊