いつか 陛下 に 愛 を

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July 10, 2024, 11:30 pm

お父様に抱いてもらいましょうね」 アルフレドは赤子を差し出してくるティアをまじまじと見下ろした。 お父様、ヴィル、非常に赤みがかった金髪に濃青の瞳の赤子。そこで、やっと眼下の赤子が息子であると認識した。 我が子を忘れるのか。そのショックに、アルフレドは言葉を失う。 「何をしてるのよ、アルフレド?」 「んあーあー」 アルフレドは娘から我が子を抱き上げた。小さな身体に大きすぎる頭がぐらりと揺れ、慌てて支える手に力を込める。アルフレドを見て笑みを形作る口元が、ティアによく似て見えた。どうしてなのかと思う目の前で、彼女が鬘を外しポイッとテーブルに放り投げた。 真っ黒な髪が現れ、肩へと零れ落ちる。そして、彼女の顔をくっきりと縁どった。 「あら?

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別に不審な行動はしてないわよっ。とにかく、離して」 「今日の面会は誰だ?」 「それは……」 言い淀んでいるのは、彼女が単に名前を覚えるのが苦手であるためだ。だが、そうとわかっていても、すぐ答えない彼女にアルフレドの苛立ちは一気に膨れ上がった。 「何をしていた?

「いつか陛下に愛を 小話集」を更新しました 2021年 04月04日 (日) 15:33 先週、突然に思いついた話を書きはじめ、 ようやくまとまったので「いつか陛下に愛を」の小話に投稿しました。 お暇なときに読んでいただけたら嬉しいです。 誤字脱字があったら誤字報告などでご指摘いただければ、超助かります! そして力尽きたため、今週も「ぺんぎん・らいふ」はお休みします。 今後も思いついた話を書いていくつもりなので 更新は不安定なままだと思います。 定期的に投稿を続けている人はすごいんですよ。 このサイトではたくさんいますけど 書くには時間と集中力が必要で、皆さんどれだけの情熱を傾けているやら……。 私に真似はできないので、ぼちぼちやっていきます。 人それぞれですから。 それでは、また~♪

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ユーザID 281703 ユーザネーム 朝野りょう フリガナ あさのりょう 性別 女性 サイト twitter消極的に利用中 (@WahahaZ) ※外部サイトへ移動します。 自己紹介 恋愛小説が大好きで、水戸黄門のようなお決まりのハッピーエンドがものすごく好きです。ありえないご都合主義は小説の中でしか楽しめませんから。 ◆一迅社アイリスNEO「待ってて、わたしの王子様」(絵:加々見絵里先生)2018. 2. 2発売。 ◆Jパブリッシング フェアリーキスピンク「いつか陛下に愛を」(絵:氷堂れん先生)2019. 7. 29発売、「いつか陛下に愛を2」(絵:氷堂れん先生)2020. 4. 28頃発売、「いつか陛下に愛を3」(絵:氷堂れん先生)2021. 3. 26頃発売(※R18版の書籍化ですのでご注意ください)。

通常価格: 1, 200pt/1, 320円(税込) 異世界に飛ばされ、妃候補として後宮に入れられた黒髪黒い瞳の《黒のお姫様》ナファ。後宮でひっそり生きるつもりが、自由奔放に振る舞う姿が国王アルフレドの興味を引いてしまう。「今夜はそなたのところで眠りたい」「陛下はそこのソファに寝て」塩対応を受けながらも、アルフレドは想いを募らせてナファを溺愛していく。 異世界に飛ばされ、美貌の国王アルフレドの唯一の妃でありながら、寵愛されている自覚まるでナシのナファ。その自由奔放ぶりに陛下の思いは募る一方で……「勝手に出歩くでない!」「ごめんなさいってば」「そなたは、余のそばにおればよいのだ」執着は高まるばかり。そんなある時、ナファは自分がこの世界に現れた場所を探す旅に出る。アルフレドは密かに彼女の動向を見守るが、隣国王女にまつわる謎を追ううちナファの身に危険が迫って!? ※電子書籍は帯記載の4周年フェア対象ではございませんのでご注意ください。 威厳ある美しき国王アルフレドから溺愛されても、相も変わらずマイペースな王妃ナファ。妃の座を狙う者たちが固唾を呑む中、無事王太子を出産し、ますます王の愛は深まって寵愛っぷりを見せつけるばかり。そんなある日、ナファは命を狙われ、アルフレドも王妃の記憶をなくしてしまう事件が起こる。鍵は彼が視察した神殿にあると考えたナファは―― ※電子書籍は帯記載の5周年フェア対象ではございませんのでご注意ください。

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氷堂れん / イラスト ISBNコード 978-4-86669-217-3 定価 1, 320円(税込) 発売日 2019/07/29 ジャンル フェアリーキスピンク お妃さまは塩対応!? 三食昼寝付きの後宮ですが、 陛下の言いなりになんて、なりません! 最終巻「いつか陛下に愛を3」が3/26発売!|朝野りょうの活動報告. 尊大な陛下が、能天気でマイペースな妃に振り回されながら二人で愛を育む、王宮ロマンチックラブ! WEBで大人気作品、中編書き下ろしを収録して書籍化! 「そなたにはナファフィステアの名を与える。今後はそう名乗るように」異世界に飛ばれ、妃候補として後宮に入れられた黒髪黒い瞳の《黒のお姫様》ナファ。後宮で地味にひっそり生きるつもりが、他人に媚びず自由奔放に振る舞う姿が国王アルフレドの興味を引いてしまう。「今夜はそなたのところで眠りたい」「嫌よ。陛下はそこのソファに寝て」けんもほろろな塩対応をするものの、アルフレドは強い執着心を見せて一人悶々と想いを募らせているようで!? バルコニーからは王宮で一番広い大庭園が見える。緑が目に優しいし、空気は美味しい。私がバルコニーでゆったりまったりしていると。 「ナファフィステアっ」 大きな声が聞こえた。振り返ると、陛下が大股で部屋をこちらに向かって歩いてくるところだった。戸口で私を呼んだのだろうに、バルコニーにまで聞こえるなんてどれだけ大声なのか。 私は窓のところまで戻って、こちらに近づいてくる陛下を迎えた。 「いらっしゃい、陛下」 近づいてくる陛下は無表情だからわかりにくいけど、先ほどの大声といい、大股で速い足取りといい、何か怒っているような気がする。 さっきの面会者とのやり取りが陛下に伝わるには早すぎだから、それが原因ではないだろう。事務官吏ユーロウスが書き上げた文書を手に出ていったのは、本当についさっきなので。それに、面会の内容は、べつに陛下が怒るようなことはなかったはず。あ、でも、昨日から『体調不良』としてたのを、すっかり忘れてた。それについて何か文句が? 私は陛下を待ちながら、頭の中でグルグルあれこれと考えていた。別に怒られることはなし、との結論が出たところで、陛下に腕を取られる。やや乱暴に引っ張られたせいで、私は陛下の腕の中に倒れ込んだ。そうして抱きとめた私を引きずるようにして陛下は室内へ戻った。 「何よ?」 窓に近い場所だけど、室内なのでバルコニーのような風はもう感じない。せっかく清々しい空気で気分リフレッシュしていたのに、何なのよ、本当に。 私は無言で私を抱きとめている陛下を睨みつけた。そうしながら、陛下の匂いはコルストム卿とはかなり違うなとか考えていた。あんまり考えたことなかったけど、陛下は陛下専用の香水なのかな、とか。 睨みながら別のことを考えてた私に、陛下が口を開いた。 「バルコニーに出るでない。多くの者の目につく」 ん?

バルコニーに出るな? 人目につく? 何で? パーティーとか出てパンダ役してるし、さっきは妃として面会したところだし、え? 多くの人に見られるのが妃業じゃないの? 狙撃されるとかいう? さすがに、それはないでしょ。 私の頭の中には疑問符が大量増殖していた。 「何で? 私が姿を見られたからって、別に困らないでしょ?」 「……」 「……私の黒髪は、誰かに見られたからって色が変わったり、減ったりはしないわよ?」 「そういう意味ではない」 「なら、どういう意味?