下肢 静脈 血栓 症 ガイドライン

大阪 産婦 人 科 ランキング
July 31, 2024, 1:47 am

ちょっとでも心当たりがあるなと思ったら、 産婦人科オンライン の医師・助産師に是非ご相談ください。 産婦人科オンライン はこれからも妊娠中・産後、そして女性の健康に関する不安や疑問を解決するために情報を発信していきます。 (産婦人科医 中原 一成 )

深部静脈血栓症、肺血栓塞栓症に対するDoacの選び方をまとめてみた 2020.10.4|ドクター・ミュラー|Note

トップ No. 5036 質疑応答 臨床一般 SLE・ITP治療中の下肢深部静脈血栓症の原因は? 71歳,男性。中肉中背で見た目は元気。2015年,全身性エリテマトーデス(SLE),特発性血小板減少性紫斑病(ITP)でプレドニン ® 10mg,プログラフ ® 2mg/日内服。2018年,外耳道癌にて抗癌剤,放射線治療をした後,手術を受け,現在再発の徴候はありません。 2019年4月25日,2日前から右下肢全体の腫脹と疼痛が出現したとして来院。血液検査の所見は,CRP 3. 28mg/dL,WBC 7800/μL,TP 6. 9g/dL,RBC 456万/μL,Alb 4. 深部静脈血栓症(DVT: deep venous thrombosis)/肺塞栓症(PE: pulmonary embolism)│医學事始 いがくことはじめ. 3g/dL,Hb 14. 1g/dL,AST 29U/L,Ht 43. 1%,ALT 28U/L,Plt 6. 8万/μL,LDH 301U/L,FDP≧160μg/mL,ALP 259 U/L,D-ダイマー 29. 8μg/mL,γ-GTP 65U/L,T-Bil 1. 1mg/dL,抗核抗体 320,BUN 34. 9mg/dL,CARF 145AU/mL,Cr 1. 86mg/dL,抗SS-DNA IgG抗体 641,血糖 127mg/dL,HbA1c 5.

深部静脈血栓症(Dvt: Deep Venous Thrombosis)/肺塞栓症(Pe: Pulmonary Embolism)│医學事始 いがくことはじめ

静脈血栓の原因:Virchowの3徴(血流うっ滞・血管内皮障害・凝固能亢進) リスク因子 1. 血流うっ滞 :長期臥床、肥満、妊娠、全身麻酔、下肢麻痺、脊椎損傷、下肢ギプス固定、加齢、下肢静脈瘤、長時間座位(旅行、災害)など 2. 血管内皮障害 :高ホモスステイン血症、手術、外傷、骨折、中心静脈カテーテル留置、カテーテル検査・治療、血管炎、抗リン脂質抗体症候群、膠原病、喫煙、静脈血栓塞栓症の既往 3. 凝固能亢進 :悪性腫瘍、妊娠・産後、手術、外傷、骨折、熱傷、薬剤(経口避妊薬、エストロゲン製剤)、感染症、ネフローゼ症候群、炎症性腸疾患、骨髄増殖性疾患、多血症、発作性夜間血色素尿症、抗リン脂質抗体症候群、脱水、アンチトロンビン欠乏症、プロテインC/S欠乏症、プラスミノーゲン異常症など 深部静脈血栓症 DVT:deep venous thrombosis 静脈の分類 ・深部静脈:筋膜よりも深い部分を走行 ・表在静脈:皮下を走行 *穿通枝は深部静脈と表在静脈を連絡する 臨床像 ・片側下肢の腫脹、疼痛を急性に認める場合が多い(蜂窩織炎と鑑別が難しい場合もある)。 ・側副血行路の表在静脈が怒張する点も特徴的。 肺塞栓症 ・臨床像はかなり多彩で呼吸困難、胸痛、動悸、血痰、咳嗽、失神などで閾値を低く鑑別に入れる必要がある。 *臨床的に疑う状況 ・呼吸不全で聴診所見と胸部レントゲン所見に乏しい場合 ・肺炎を診断し違和感を持つ場合(一度は肺塞栓症の可能性を考慮する) ・原因不明の洞性頻脈や頻呼吸、低酸素血症 ・入院患者の新規低酸素血症 検査 1:採血検査 :血算・生化学・凝固(D-dimerを含む)、BNP、心筋逸脱酵素 *D-dimerの年齢でのカットオフ値 参考:JAMA. 下肢静脈血栓症 ガイドライン 2018. 2014 Mar 19;311(11):1117-24. ・50歳未満:0. 5 μg/mL ・50歳以上:年齢 × 0. 01 μg/mL *参考:凝固能亢進の検査(疑う場合のみ提出) ・プロテインC/S欠損症:プロテインC/S ・アンチトロンビン欠損症:ATⅢ ・抗リン脂質抗体症候群:抗カルジオリピンIgG抗体、抗カルジオリピン-β2GPI抗体、ループスアンチコアグラント *必ず流産歴を確認 *これらの検査は抗凝固療法の影響を受けるため、抗凝固薬投与前の採血を提出する 2:胸部レントゲン :いずれも非特異的所見 3:心電図 :S1Q3T3パターンの感度は低い 4:心エコー検査 :右室拡大、TRPG上昇、D-shape(左室圧排所見)など *D-shapeはプローベの当て方が斜めになるだけでそのように見えてしまう場合があるため注意が必要。 5:下肢静脈エコー検査:"Two-point strategy" ・大腿静脈と膝窩静脈をエコー(リニアプローベ)で評価。大腿静脈は股関節外旋、膝窩静脈は膝関節屈曲位で評価する。*遠位の深部静脈血栓症は評価出来ない。 ・Compression test:圧迫で虚脱しない場合は中枢側に血栓溶存在を示唆。急性期血栓は低輝度のためエコー上描出されない場合が多く、圧迫で潰れない場合は血栓があると間接的に判断する(血管に対して長軸だと圧迫して潰れるかどうか評価しづらいため、必ず短軸で評価する)。 *参考:JAMA.

標準下肢静脈エコー

トップ No.

最終更新日時 : 2021/8/3 13:45:42 参考ガイドライン ・文献等 : 概要 中枢側は速やかに紹介 診療スライド スライドで診療に必要な情報をすばやく把握できます。 詳細については、下記のドキュメントを参考にしてください。 疫学 60-70歳代にピーク。女性がやや多い。 リスク 3ヶ月以内の手術/ 肥満(BMI≧30) / 不動 / 悪性腫瘍 ほか、感染症/ ホルモン補充療法 / 血栓症既往 *特にリスクのない特発例も40%ほど( Nakamura M, et al. : Circ 78: 708-717, 2004) 症状 患側の下肢の 腫脹 疼痛 熱感 腓腹筋の把握痛、Homans sign また検査前確率の確認として Wells score も参考にする 検査 D-dimer( Wells score で確率低~中+D-dimer陰性で経過観察可能) 下肢静脈超音波( 所見画像) 造影CT 他、下肢MRV( 参考画像)や静脈造影 治療 末梢型か中枢型かを考慮(膝より遠位か近位か) 中枢型 抗凝固療法 (可逆的な誘引有る場合は3ヶ月、ない場合はそれ以上を考慮) 末梢型 リスク(D-dimer陽性、膝窩静脈に近い、癌、静脈血栓既往、入院中、分布が広い)が少なければ経過観察(1〜2週間後のエコーでの伸展をみる) *動脈虚血を伴うような重症例には外科的摘除や血栓溶解を考慮 *IVCフィルターは中枢進展例かつ抗凝固ができない例に留置 さらに 末梢型でも、塞栓発症の背景がはっきりしない場合は再発リスク高い。(BMJ 2011;342:d3036)