出血 性 脳 梗塞 看護

菊池 風 磨 大久保 佳代子
July 30, 2024, 1:28 pm

Q エコノミークラス症候群とはどのようなものですか? Q 心臓カテーテル検査後に足背動脈を確認するのはなぜですか? 回答は以上になります。 では、国家試験の問題を実際に解いてみましょう。 問題 第104回 看護師国家試験 午後問題95 Aさん(65歳、男性、会社員)は、午後2時、会議の最中に急に発語しづらくなり、右上下肢に力が入らなくなったため、同僚に連れられて救急外来を受診した。既往歴に特記すべきことはない。来院時、ジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉Ⅰ-3、瞳孔径は両側2. 0mm。呼吸数18/分、脈拍60~80/分、不整で、血圧176/100mmHg。右上下肢に麻痺がある。午後4時、Aさんの頭部CTの所見で特に異常は認められなかったが、MRIの所見では左側頭葉に虚血性の病変が認められた。 Aさんは心原性の脳梗塞と診断され、入院後に治療が開始された。入院後5日、意識レベルがジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉Ⅱ-30まで低下した。頭部CTで出血性梗塞と脳浮腫とが認められ、気管内挿管・人工呼吸器管理を行い、マンニトールを投与してしばらく経過をみることになった。 この時点の看護で適切なのはどれか。2つ選べ。 1. 電気毛布で保温する。 2. T-PA静注療法|医療法人社団篠原会 甲府脳神経外科病院(公式ホームページ). 瞳孔不同の有無を観察する。 3. 水分出納を正のバランスに管理する。 4. Cushing〈クッシング〉現象に注意する。 5. ベッドを水平位にして安静を維持する。 1.× 体温が上昇すると、脳梗塞の進行の危険がある。 2.○ 病態が悪化していないか確認するために、瞳孔の大きさ・左右差を観察する必要がある。脳ヘルニアの早期には患側に大きな瞳孔不同が出現することがある。 3.× 脱水や水分過剰、電解質異常に注意する必要がある。水分出納が正のバランスに偏りすぎるのは、脳浮腫を助長させる要因となる。 4.○ 頭蓋内圧亢進時の血圧上昇と徐脈をクッシング現象という。頭蓋内圧亢進が続くと脳浮腫が増強するので注意を要する。 5.× 起立性低血圧がないことを確認しながら、セミファウラー位にする。 正解…2・4 ●「成人看護学」の理解を深めるには 科目別強化トレーニング「成人看護学」 医教では、「国試に役立つみんなの質問」を募集します。詳しくは こちら をご覧ください。 編集部より 上記の国家試験の問題文でも、まず心原性の脳梗塞が起こり、その5日後に「梗塞後の出血」として出血性脳梗塞が起こっていますよね。 頭蓋内で出血が起こったり、脳浮腫などによって頭蓋内圧が亢進したりすることは、最悪の場合、脳へルニアを引き起こします。脳ヘルニアはいったん起きてしまうと致死的なので、たいへん危険です。皆さんも正しく知識を身に着けて、臨床での対応力を磨いておきましょう。 投稿ナビゲーション

T-Pa静注療法|医療法人社団篠原会 甲府脳神経外科病院(公式ホームページ)

を読んでおきましょう。 ラクナ梗塞 ラクナ梗塞の原因 ラクナとは、小さな空洞を意味します。脳内に走っている動脈の中でも、直径0. 2~0.

脳梗塞と言うと、脳血管が詰まることで起こるイメージですよね。命にかかわる、非常に怖い病気でもあります。しかし「梗塞」というくらいですから、血が詰まってしまう状態を想像するかと思います。では、「出血性」とは一体何のことなのでしょうか?