浅田 次郎 蒼穹 の 昴

カルト 村 で 生まれ まし た
July 31, 2024, 3:44 am

シリーズ第5部ついにスタート 『蒼穹の昴』から20年。中国清朝のラストエンペラー・溥儀と、満州を制した馬賊・張作霖の息子・張学良を物語の中心に据えた待望の第5部、『 天子蒙塵 』の刊行が始まった!

  1. 「蒼穹の昴」シリーズとは?|浅田次郎ONLINE|講談社文庫|講談社BOOK倶楽部

「蒼穹の昴」シリーズとは?|浅田次郎Online|講談社文庫|講談社Book倶楽部

最初は文庫本で買って読んでいたのですが、途中で 「これは我が家の永久保存文庫」 と認定し、単行本を買いなおしてしまいました。 近代、中国の清朝末期の話。 二人の主人公の内、 一方は科挙と呼ばれる超難関の国家試験をトップで合格しエリート役人に、 一方は自分の未来を信じて、ある行為を行い皇后の付き人に それぞれの人生は一点を目指して進んでいくが、 絡み合う運命の中、何度もすれ違いそして終着点にたどり着く。 誰が主人公か。それすらもわからないほど、 各登場人物が深く広く描かれていて、物語を彩ります。 この本を読み終えたころには、確実に登場人物誰かのファンになっていること間違いなし。 健気に強く生きる春児に。強く生きることを強いられた西太后に。 みなが強く、やさしくあろうとした人々で、誰もが愛せる人たちです。 作者自身が、 「この本を書くために作家になった」と言い切るのは納得です。

「蒼穹の昴」シリーズ: 「蒼穹の昴」シリーズとは? 第一部 蒼穹の昴 すべてはここから始まった。 極貧の少年・春児の姿に 生き抜くことの尊さを見る傑作。 「汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手中に収むるであろう」―― 中国清朝末期、貧しい糞拾いの少年、李春雲(リイ チュンユン)(春児(チュンル))は、老占い師、白太太(パイタイタイ)にこう予言を受ける。飢えに苦しみながら、春児はこの予言を希望に上京を決意する。 同じ村の地主の息子、梁文秀(リアン ウェンシウ)は科挙試験を受けるため北京へ向かう。身分は違うがおさないころから兄とも慕う文秀を頼り、春児は都へと上った。 文秀は気の遠くなるような倍率の科挙試験に挑み、春児は自らの生きる道をさがしてある決断を下す。やがて、混迷する清王朝の中枢に、それぞれの形でかかわるようになる二人を待ち受ける宿命とは。 1887 梁文秀と李春雲 (春児)、北京へ上る 1889 春児、宦官として 入廷する 1894 日清戦争開戦 1895 日清戦争終わり、 下関条約調印される 1898 戊戌の政変 西太后暗殺未遂事件 袁世凱暗殺未遂事件 第二部 珍妃の井戸 美しき妃は なぜ殺されたのか?