異世界はスマートフォンとともに 琥珀 250497-異世界はスマートフォンとともに 琥珀 ぬいぐるみ

公共 建築 工事 積算 基準 の 解説
July 30, 2024, 5:45 pm

どういうこと?」 『通常、術師が我らを呼び出し、存在を保つには術師の魔力が必要です。故に存在し続ければ、やがて魔力が切れ我らは消える。これが普通。ですが、主の魔力は先程からほとんど減っておりません。これならば、常にこちら側に存在していても問題ないかと愚考いたしまして』 ああ、たぶん琥珀の存在を維持する魔力量より、自然回復する魔力量の方が多いんだな。まあ、なにも支障がなければかまわないんだけど……。 「存在し続けること自体はかまわないんだけど、さすがに街中を大きな虎が歩き回るのはちょっと……」 『ふむ…では姿を変えましょう』 「え?」 言うや否や、ポンッと琥珀は姿を子供の虎に変化させた。そんなこともできるのか。 大きさは小型犬くらい。手足が短く太く、尻尾も太い。威圧感マイナス100%、可愛さプラス100%である。 あまりの可愛さに思わす抱き上げてしまう。うああ、もふもふだあ。琥珀を召喚して心からよかったと、このときほんとに思った。 『この姿なら目立たないと思いますが』 うおう、しゃべった。さらに可愛さアップ。 「目立たないことはないけど、まあ大丈夫だろう」 『ありがとうございます。ではこの姿でっ、ぐふっ! ?』 「きゃ──っ、かわいい─────っ! 琥珀 異世界はスマートフォンとともにの画像4点|完全無料画像検索のプリ画像💓byGMO. !」 僕の手から琥珀を奪い取り、ぎゅううっと抱き締めるユミナ。顔をぐりぐりと押し付け、ジタバタと琥珀がもがく。 『ちょっ、こら離さんか! なんなんだお主は! ?』 「あ、自己紹介がまだでしたね、私はユミナと言います。冬夜さんのお嫁さんです」 『主の奥方! ?』 虎が驚く顔ってのも貴重な気がするな。っていうか、まだお嫁さん違うから。 しばらく琥珀はユミナになでなでされまくり、げんなりしていたが、耐えてもらうことにした。 琥珀も主の奥方を名乗る少女に逆らうのは気が咎めたのか、しばらくすると抵抗をやめ、されるがままになっていた。 やがてユミナがもふもふに満足したころ、今度はエルゼたちが現れ、先ほどのユミナ状態になってしまった。今度は三倍のなでなでである。 『あ、主! なんとかして下さい!』 「耐えろ。そのうち収まる」 『そんなー!』 こうして僕たちに新しい仲間ができた。またの名をマスコットともいう。 みんながもふもふに満足したら、僕もさせてもらおう。 琥珀の悲鳴を聞きながら、空を見上げる。今日もいい天気だなー。 神は天にいまし、全て世は事もなし。

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「闇属性の召喚魔法は、まず魔法陣を描き、対象を召喚することから始まります。何が召喚されるかは全くのランダムで、魔力や術者本人の質などに左右されるとも言われていますが、本当かどうかはわかりません」 「銀月」の裏庭で、ユミナは地面に大きな魔法陣を描いていく。複雑な紋様を本を片手に、チョークで刻み付けるように描く。このチョークは魔石のかけらを圧縮して作ったものだそうだ。 「そして召喚したモノと契約できれば成功なのですが、契約には相手の条件を飲む必要があります。簡単なものから、絶対に不可能だと思えるものまで相手によって違います。私がこの子たちと契約した時の条件は、「お腹いっぱい食べさせてくれること」でした」 ユミナは魔法陣を描き終わると、さっき呼び出した一匹の銀狼の頭を撫でた。額に十字の模様があるこの個体がユミナと契約した銀狼なのだそうだ。こないだ呼び出した他の銀狼はこのリーダーに従っている配下らしい。ちなみに名前は「シルバ」。もっとひねれよ。 上位の魔獣と契約すればその配下も使役することが可能らしい。スゥを襲ったあのリザードマン使いも、おそらく群れの長みたいな者と契約したのだろう。 「条件が満たされなければ召喚したモノは去ってしまいます。そして同じ人物のところには二度と現れません。一度だけしか契約のチャンスはないのです」 なるほど。一期一会ってやつだな。……ちょっと違うか? 「危険は無いの? いきなり襲ってきたりはしないのかな?」 「彼らは契約無しでは魔法陣の中からこっちには存在できないので大丈夫です。遠距離攻撃も全て魔法陣の障壁が防ぎますし。ただ、召喚者が中に入る場合は別です。戦って実力をみせろ、という個体もいますので」 うーん、物騒だなあ。まあ、勝てそうもないのに挑まれたときは、丁重にお帰りいただけばいいのか。もったいないかもしれないけど。 「こちらに呼ばれる召喚獣は本人の魔法の実力には関係ないんだね?」 「はい。まったくの初心者が高位の魔獣を呼び出した話も結構あります」 なら僕にも可能性はあるか。完全に運まかせだけど。 「とりあえずやってみるか」 完成した魔法陣の前に立ち、手をパンッと打ち合わせて気合いを入れた。そして闇属性の魔力を集中して、魔法陣の中心に集めていく。少しずつ黒い霧が魔法陣内部に充満していき、突如、爆発的な魔力が生まれた。 『……我を呼び出したのはお前か?』 いつの間にか黒い霧が晴れ、魔法陣の中に一匹の大きな白い虎が現れていた。今の声はこいつか?

画像数:4枚中 ⁄ 1ページ目 2017. 09. 17更新 プリ画像には、琥珀 異世界はスマートフォンとともにの画像が4枚 、関連したニュース記事が 1記事 あります。 人気順 新着順 第8話 337 0 6 362 292 5 384 9