神護 寺 薬師 如来 像
在宅 で できる 仕事 資格
July 31, 2024, 11:10 am
神護寺 薬師如来立像
員数:1躯
文化財指定:国宝
時代・年代:平安時代初期(8世紀末)
素材・技法:木造(カヤの一木造)、素地
像高:170. 6cm
↓薬師如来像はこんな仏像です。
神護寺薬師如来像の画像リンク
平安時代の到来を告げる仏像です。
聞こえの良い書き方をすると、 仏像史の新時代を切り拓いたパイオニア的存在 ですが、
穏やかで優しいお顔をされているほとけさま
という多くの人が一般的に抱いているであろう仏像のイメージとは真逆で、 おっかないお顔 をされています。
頭部の高い肉髻や強いまなざしも印象的。
膨らみのある上瞼と下瞼が目力を感じさせる要因となっているのでしょうか。
カヤの一材で頭頂から台座の蓮肉下の心棒まで掘り出されています。
螺髪と両腕は別材。
衣文の深さと鋭さ、大腿部に触れる衣には皺を刻まずに脚の太さを強調する表現など
平安時代初期の仏像に流行したスタイルが見られます。
弾力を感じさせる肉身からもこの時代の仏像らしさを感じます。
正面から見ても十分に厳しさと恐ろしさを感じられる像ですが、
私個人としては突き出た唇と少し大きく造られた鼻をはっきりと確認できる横顔にさらに強いインパクトを感じます。
神護寺金堂では厨子に入っていることもあり、横顔を拝めないのが少し残念です。
私が神護寺薬師如来像に対して抱くのは、
腹の底では何を考えているのかわからない人の怖さ
ガミガミ言ってくる人より、冷たい表情で黙っている人の方が怖く感じることはありませんか? 相手の胸中が読めない分、自ずと想像力が働き恐怖心が膨みます。
そのため怒りの感情を発露した明王像や天部像よりも、神護寺薬師如来像の方が怖く感じるのです。
怖いと思いつつも、内に秘めた思いを想像する余地があるので
そのミステリアスな感じが好きなんですけどね(笑)
私の中で存在感が大きい像なので、実物を拝んだ時は想像より小さく感じました。
像高は170. 薬師如来 - Wikipedia. 6cmなので、ちょうど現代の日本人男性の標準的な体格と同じです。
そもそも一木造なので、像高の上限は知れているのですが。
神護寺薬師如来像の製作者は誰? 神護寺薬師如来立像の作者は不詳です。
この時代の仏像の作者は不明なのが普通というのは、少しでも仏像に興味を持っている人ならすぐにわかることです。
しかし、google先生が言うには 具体的な数値は教えないけど、
「神護寺薬師如来像 製作者」というキーワードで検索をする人が一定の割合いる とのこと。
仏像に興味を持っている人は上記のような検索はしないはずです。
仏像に興味があるわけではないのに神護寺薬師如来について検索する層というと、高校生でしょうか?
神護寺薬師如来立像 | 京都の仏像 | 京都じっくり観光
06. 09 出典: 国指定文化財等データベース 一部抜粋 ご朱印 鑑賞ログ 2019年5月 広い金堂で、厨子の中に安置されていますが、思ったよりかなり小ぶりな像でした。 厨子自体が顔の高さあたりにあるので、見上げるようになり、余計小ぶりに感じるのかもしれません。 写真で見ると、重厚感を超えて威圧感すら感じるようですが、近くで観ると繊細で穏やかなので驚きました。
薬師如来 - Wikipedia
最も特色の強い平安初頭の一木造りの優れた仏像 2017年5月26日 木造薬師如来立像(本堂安置)(もくぞうやくしにょらいりゅうぞう) 分類 国宝 ジャンル 美術品・彫刻 時代 平安 構造・形式等 木造 国宝指定年月日 1951年06月09日 所有者 神護寺 安置場所 神護寺金堂 所在・エリア 京都洛西 ホームページ 像高170. 6cmでカヤ材の一木造り ふくよかな顔と体、盛り上がった肉髻(にくけい)、左手にもつ薬壺など、頼りがいがあるとともに力強く威圧感のある像容となっている。 この薬師如来は神護寺の前身であった神願寺のころからの本尊であり、延暦年中(728〜806年)に造られたとみられる。 薬師如来立像の写真 ※ 『日本美術全集』東都文化交易株式会社, 1953年(保護期間満了) ※ Japanese Temples and their Treasures, Vol. 2, 1910 (Shimbi Shoin)(保護期間満了) 記事全体の中から前後の記事
国宝DB-彫刻 2018. 09.