タバコで咳が出る理由と、咳が長引くときに疑われる3つの病気 | 横浜弘明寺呼吸器内科クリニック健康情報局

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July 31, 2024, 5:13 am

タバコを辞めようと思ってる方、自分で努力してもなかなか挫折することが多いですよね。 仕事の付き合いでついつい吸ってしまう 辞めよう、辞めよう思ってたら、月日が流れた 少しはタバコが減ったからまぁいいだろう。 色々な言い訳の元ついついだらだらと吸ってしまうのが喫煙です。しかしタバコを吸い続けると肺気腫・COPDといった病気の発症になってしまいます。これらの病気については肺気腫のページを一読してみてください。 ここではぜひタバコが止めれるように喫煙の害、禁煙外来の実際の流れ、禁煙した後の効果など見ていきましょう。 タバコの害に関して タバコの一番の障害は呼吸器障害になります。気管支や肺を傷つけることで といった症状がゆっくりと進行していきます。これらの病気の怖いところは禁煙したからといって肺気腫まで進行してしまうと元に戻らない点です。 我々呼吸器内科が早期に禁煙外来を進める理由はこういった背景があります。 さらにタバコは肺にとどまらず 血管 動脈硬化 骨や筋力 胃腸系 など全身をむしばんでいきます。20-30代と若いと若さでカバーできますが、年齢を取るにつれダメージが一気に表面化していきます。 タバコが体に悪いと思っていてもなかなか辞められないのはなぜなのか?

息切れは、ガマンできない辛いもの! あなたのせき・たん・息切れは歳のせいではないかもしれません! 息切れ・長引くせき・たんを自覚したら、呼吸器科を受診しましょう。 Q COPDって多い病気なの? A COPDが原因で命を落とされる方が世界中で増えています 生命に関わる重大な病気である「脳卒中・心臓病」が原因で亡くなった方は、1965年以降の30年間に50%以上減少、つまり半分以下に減りました。 一方、同じ期間にCOPDが原因で亡くなった方は 156%増 、つまり約 2. 5 倍と著しく増加しました。 COPDが死因で亡くなる方が増えた原因としては、 高い男性の喫煙率(昭和20年台は80%以上) COPDという病気が認識されていなかった 有効な治療法が無かった 上記のような要因が考えられます。 COPD:取り残された生活習慣病 脳卒中・心臓病で亡くなる方は確実に減っています 一方、COPDは増加の一途・死因の第三位、つまり「取り残された生活習慣病」となっています Q 日本人に多いの? A 40歳以上の日本人の12人に1人(全国で530万人)がCOPDです 「 COPDって病気は聞いたことがないね… 」多くの方がこのように感じているのではないでしょうか?実際、「日本では、COPDの患者さんがどれ位いるのか?」はよくわかっていませんでした。 そこで、福地義之助先生(順天堂大学名誉教授)を中心とした「 日本人のCOPDに関する大規模な疫学調査 」が行われました。 その結果、日本人の「40歳以上の10人のうち1人」そして、「75歳以上では5人に1人」の割合で、COPDが疑われることが判明しました。 COPD罹患率 日本人にとっもて、COPDは決して稀な病気ではありません! Q どんな人がなるの? A 40歳以上、1日20本・20年以上タバコを吸っている男性に多い病気です COPD患者さんの年齢分布 男女比 1日の喫煙本数 喫煙年数 COPDは、 1日20本(1箱)、20年以上タバコを吸い続けた40歳以上の男性 に多く発症しています。 1960年台の男性の喫煙率は80%以上と非常に高率→現在のような色々な娯楽がなく、「タバコが唯一の娯楽だった」 COPDという病気の認知不足→「こんなことになるなら、タバコを止めていたよ」とタバコの危険性を知らなかった タバコの強い依存性→麻薬以上に依存性が強く、一度タバコを吸うと簡単には禁煙できない 以上のような要因が、現在のCOPD患者さんの背景を物語っています。 女性のCOPD=長年の受動喫煙!

クリニック開院後、10, 000人以上の呼吸器(気管支喘息・せき喘息・COPDなど)ならびにアレルギー(花粉症・食物アレルギーなど)の患者さんの診療に携わった経験に基づく「専門的な医療」を提供いたします。

亡き松平康隆監督の思い出・普及しない病名COPD 皆さんは、松平康隆さんをご存知でしょうか?

医学博士 三島 渉 (横浜弘明寺呼吸器内科・内科クリニック理事長) 最終更新日 2021年06月24日 タバコを吸うと、ゴホゴホと咳き込んでしまったり、しょっちゅう咳が出て困ったりすることはありませんか? 自分が吸わなくても、家族や職場の人がタバコを吸っているため、流れてくる煙にむせてしまい、困っている人もいるのではないでしょうか。 この記事では、タバコにより咳が出る原因と、咳が長引いているときに疑われる3つの病気を紹介します。タバコを吸う習慣のある人と、周囲に喫煙者がいて咳が続いている人は、ぜひ読んでください。 1. なぜタバコを吸うと咳が出るのか タバコの煙には、ニコチン、タール、一酸化炭素をはじめとした数千種類以上の化学物質が含まれるといわれています。 タバコを吸うと、これらの化学物質や、目に見えないほど小さなゴミのかけらにのどや気管支が刺激され、咳が出やすくなります。 また、咳は強いにおいに誘発されて出ることもあるため、タバコの香りが刺激となって、咳が出ることもあります。 【参考情報】『たばこの煙とその成分』e-ヘルスネット(厚生労働省) 2. 一時的な咳と慢性的な咳の違い タバコの煙以外にも、花火や蚊取り線香、バーベキューの煙を吸ったときに、のどや気管支が刺激され、咳が出ることがあります。このような咳は、刺激となる煙を避ければ止まります。 また、風邪やインフルエンザなどの呼吸器疾患で咳が出ることもありますが、病気が治れば咳は止まります。 しかし、タバコを吸う習慣のある人が、2週間以上咳が続いているときは、タバコに含まれている有害物質に刺激され、喘息の発作が誘発された可能性があります。 さらに、咳が8週間以上続いているときは「慢性の咳」と診断され、喘息のほかCOPD(慢性閉塞性肺疾患)や肺がんなどの病気を疑います。 3.